伝説と呼ばれるようなバンドにいた人がバンドから解放された時に生み出す曲が僕は結構好きだ。何か新しいことをやらなきゃ、前作と同じことをやっちゃダメだ。そんな強迫観念は呪いとなってその人をむしばみ、やがて、その人の中から染み出てくるような音楽ではなく、何かたくらみのような上っ面だけの音楽しか出てこなくなる。そんな呪いが解けたとき、ただやりたい音楽ができる魂の喜びや心のほぐれが自然と声や曲を豊かにする。今日はそんな曲を紹介したい。 まずは、Genesisから解放されたPeter Gabrielのこの曲を。 Ap ...