fbpx

KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき

音楽好きのつぶやきVol.22  Piano Man - ビリー・ジョエル

音楽好きのつぶやきVol.22  Piano Man - ビリー・ジョエル
KANEKO Chalin
KANEKO Chalin
My Favorite CD

 ビリー・ジョエルの1990年のニューヨーク・ヤンキー・スタジアムでのライブ映像(LIVE AT YANKEE STADIUM)を映画館で見た。最高。録音音源もいいけど、ライブがいい。ビリーは根っからのエンターテイナーだ。とにかく、来てくれた人を愉しませたい。バンド全体がそんな感じ。もちろん、曲がいい。ヒット曲のオンパレードなので悪いわけがない。もう何十度目かのビリーのマイ・ブームがやってきたので、今回はビリーの曲を紹介したいと思う。まずは、僕が中学生の頃、兄貴の部屋から借りてきたこのアルバムから。

「My Life」ビリー・ジョエル

 このアルバムで僕は音楽の魔法にとりつかれた。はじめて意識して聞いたアメリカの音楽だった。それまで聞いていた日本の流行歌とは全然違った。オシャレで、洗練されていて、同時に、どこか尖っていた。じっくり読みこんだ歌詞も衝撃だった。愛してますとか、デートに行こうってだけなく、生活のストーリーが見事に描かれていた。「これは俺の人生だ、つべこべ言うな」というメッセージは中学生だった僕の心に刺さり、今でも僕を支配しているように思う。次はライブでものすごく盛り上がるこの曲を。シ・ウ・ハ!

「Allentown」ビリー・ジョエル

  この曲はプロテストソングだ。でも、曲調はすごくポップで、ピアノでロックするお手本のような曲だ。小林克也さんの番組でライブ映像が流れていたのを見た記憶あるので、多分、小林克也さんの翻訳じゃないかと思うけど、「壁に飾ってある卒業証書、クソの役にもたちゃしない」(記憶が定かではない。。。)という歌詞が反抗期だった私にはものすごく響いた。常に体制側でなく、市井の人々のほうに立つのがビリーだし、その部分は僕の考えの根幹をつくっているともいえる。次は、とてもロマンチックなこの曲を。

「The Longest Time」ビリー・ジョエル

  かすかに聞こえてくるベース以外は、全部、ビリーの声のこの曲は何ともロマンチックだ。「何より素晴らしい奇跡は僕が君を必要としていて、君は僕を必要としていたって事」ってあたりはほんとグッとくる。驚いたことに、ビリーの曲は今でもほとんど歌詞カードを見なくても歌えてしまう。英語はちゃんと話せないのにだ。次は構成も何もかも素晴らしいこの曲を。

「Scenes from an Italian Restaurant」ビリー・ジョエル

  この曲の構成は本当に素晴らしい。次から次へと出てくるメロディーも本当に素晴らしい。ストーリー仕立ての歌詞も本当に素晴らしい。「素晴らしい」しか言っていないが。。。もし、こんな曲が書けたら、その日に人生を終えてもよいとさえ思う。最後に、やっぱりこの曲を。

「Piano Man」ビリー・ジョエル

 ビリーのライブはいつもこの曲で終わる。今回のヤンキー・スタジアムでのライブも最後はこの曲だった。僕にとってこの曲は完璧な曲だ。メランコリーで、ブルーズフィーリングに包まれていて、サビはシング・ア・ロング、どこをとっても最高だ。中学生の時、なけなしのお小遣いでこの曲の入ったアルバムを買ってきたとき、3時か4時くらいから、夜中まで、ごはんを食べる時以外、繰り返し、繰り返し、聞き続けたことを覚えている。僕にとってはこの曲は「The Song」だ。

 いつもの通り最後は僕の曲を。僕が大好きな飲み屋さんについて歌った、僕にとっての「Piano Man」ともいえる曲。わいわい、がやがやした曲にしたいなあと、BandLabの仲間に声をかけてみたら、みんな、次々と演奏を入れてくれて、楽しい曲になりました。一緒にやってくれたのは、この仲間たちです!

Mixed by Will Shau(Cebu, Philippines)
K. (away slaying dragons)(Nova Scotia , Canada) : Vocals, Tin Whistle, Box Drum, Piano
𝙿𝚊𝚞𝚕 𝙼𝚌𝙼𝚒𝚗𝚘𝚝𝚊𝚞𝚛(Texas, USA) : Vocals, Guitars
Tashiro, Ken Ichiro(Kanagawa, Japan) : Fretless Bass

しかし、会ったこともないけれど、データをやり取りしながら曲が出来上がるってやっぱりすごいですねえ。面白かった。 

KANEKO Chalin
KANEKO Chalin
KANEKOの本日の一曲

The Place  作詞作曲:金子茶琳

Materials for tomorrow's class an engineering professor

tries to write down at edge of the counter

An unsuccessful singer requests an old trumpeter

This is the place

A pilot is hitting on an ad agency woman

Sparkling bogus stories create one night romance

A popular five-years girl smiles so much she seems to run

This is the place

You can drown in the memory trace

Or you can forget about all case

You are here tonight, see their faces

this is the place

The brewer is a small-town girl who loves hard bop

and she always casts magic on hops

No life, with no beer

Everyone comes back here

No life, with no wine

It's still at nine

Old men are drinking since lunch time and bringing love

And an authentic cuisine from the next Japanese pub

They are about to sing the high school song just like old club

This is the place

You can drown in the memory trace

Or you can forget about all case

You are here tonight, see their faces

this is the place

The sommelier, who are a son of liquor store,

opens a proud bottle of wine, and he drinks first

No life, with no beer

Everyone comes back here

No life, with no wine

It's still at nine

The brewer is a small-town girl who loves hard bop

and she always casts magic on hops

No life, with no beer

Everyone comes back here

No life, with no wine

It's still at nine.

この場所

カウンターの端では明日の授業の資料をつくろうとしている工学部の教授

売れないミュージシャンが古いトランペッターの曲をリクエストする

ここがそうだ

パイロットが広告代理店の女性を口説いている

キラキラしたインチキ話が一夜の恋を演出する

人気者の5歳の女の子が今にも走り出しそうなほど笑ってる

ここがそうだ

記憶の痕跡に溺れるのもいいし

すべてを忘れるもよし

君は今夜彼らとここにいる

ここがそうだ

醸造家はハードバップが大好きな小さな町の出の女の子

彼女はいつもホップに魔法をかけるんだ

ビールのない人生なんてありえない

みんなここに戻ってくる

ワインのない人生なんてありえない

まだ9時だ

おっさんたちは昼から飲んでいる

愛と肴を隣の居酒屋から持ち込んでくる

今にも高校の校歌でも歌いだしそう

ここがそうだ

記憶の痕跡に溺れるもいいし

すべてを忘れるもよし

君は今夜彼らとここにいる

ここがそうだ

酒屋の息子のソムリエが

自慢のワインを開け まず自分で飲む

ビールのない人生なんてありえない

みんな ここに戻ってくる

ワインのない人生なんてありえない

まだ9時だ

醸造家はハードバップが大好きな小さな町の出の女の子

彼女はいつもホップに魔法をかけるんだ

ビールのない人生なんてありえない

みんな ここに戻ってくる

ワインのない人生なんてありえない

まだ9時だ.

ここ

カウンターの端には明日の授業の資料をつくろうとしている工学部の教授

売れないミュージシャンが昔のトランペッターの曲をリクエストする

ここがそうだ

パイロットが広告代理店の女性を口説いている

キラキラしたインチキ話が一夜の恋を演出する

人気者の5歳児が今にも走り出しそうなほど笑ってる

ここがそうだ

記憶の痕跡に溺れるのもいいし

すべてを忘れるもよし

君は今夜彼らとここにいる

ここがそうだ

醸造家はハードバップが大好きな田舎娘

いつも彼女はホップに魔法をかけるんだ

ビールのない人生なんてありえない

みんな ここに戻ってくる

ワインのない人生なんてありえない

まだ9時だ

おっさんたちは昼から飲んでいる

愛と肴を隣の居酒屋から持ち込んでいる

今にも高校の校歌でも歌いだしそう

ここがそうだ

記憶の痕跡に溺れるもいいし

すべてを忘れるもよし

君は今夜彼らとここにいる

ここがそうだ

酒屋の息子のソムリエが

自慢のワインを開け、まず自分で飲む

ビールのない人生なんてありえない

みんな ここに戻ってくる

ワインのない人生なんてありえない

まだ9時だ

こちらもオススメ

音楽好きのつぶやきVol.17 Stan Getz - Move

KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき

音楽好きのつぶやきVol.17 Move - スタン・ゲッツ

 本当に久しぶりにブルーノート東京を訪れた。Michel Camiloのソロ。Jazz聞くようになったばかりの頃、彼の“Michel Camilo”を聞いて、その気持ちいいくらいのテクニックに驚愕して以来、彼のピアノは大好きだ。コロナ明けの2年ぶりくらいのブルーノートで聞くアーティストが彼で本当によかった。全身すべてが音楽でできているような人で、弾いている間もずっと笑っていて、曲の最後には必ず「どうだ!」とばかりに立ち上がる。聞いているほうとしては「参りました!」としか言いようがない。自分で弾いているわけ ...

音楽好きのつぶやきVol.16 Salif Keita - MADAN

KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき

音楽好きのつぶやきVol.16 MADAN - サリフ・ケイタ

 今回は声に注目して曲を選曲したいと思う。ジャズも大好きなので声が入ってない音楽もよく聞くけれど、やっぱり「歌」が大好きだ。ジャズの中でも一番好きなのはトランペットなんだけど、それはやっぱり一番、人の声に近いからかなあと思う。声に注目してと言いながら、最初はまるで歌っているようなClifford Brownのトランペットから。  さて次からは人間の本当の声に注目します。この人のどこまで高く突き抜けていく声はやっぱり格別だ。歌を聞いていると、まるで彼の声の翼に乗って空高く舞い上がる。病気になってかつての輝き ...

音楽好きのつぶやきVol.10 Otis Redding - That’s how strong my love is

KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき

音楽好きのつぶやきVol.10 That’s how strong my love is - オーティス・レディング

ブラジル音楽に興味を持ったときくらいからか、膨大な音楽の海を前にして途方に暮れるようになった。現代の新しい音楽との出会いを探す暇がない。。。ただ年取っただけかもしれない。まあ、100年前の音楽でも初めて聴くときは自分にとっては新しい音楽だから、別に新曲を追い求める必要ないとも言える。村上春樹さんの「ノルウェーの森」に50年以上前に書かれた小説しか読まないという先輩が出てきた気がする。わからなくもないが、やっぱり新しい音楽との出会いは格別にワクワクするし、ピーター・バラカンさんのラジオは毎週聞いている。と、 ...

Paul Simon - Everything bout it is a love song

KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき

音楽好きのつぶやきVol.4 Everything about it is a love song - ポール・サイモン

私が好きな生きているミュージシャンは殆ど60歳以上だ。(殆どはこの世にいない。)若くにして亡くなったミュージシャンは若いままでかっこいいが、年を取ったミュージシャンはほぼみんなダンディになる。数年前、Bob Dylanのライブハウスツアーのコンサートに行った。ギターは一度も弾かず、マイクを持って、時々あまりうまいとは言えないキーボードを弾きながら歌っていたのにもびっくりしたが、もっとびっくりしたのは、新作だった「Tempest」からの曲がメインで、いわゆるよく知られた曲は殆どやらなかったこと。「俺の新作を ...

Piano Man - ビリー・ジョエル

KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき

音楽好きのつぶやきVol.22  Piano Man - ビリー・ジョエル

 ビリー・ジョエルの1990年のニューヨーク・ヤンキー・スタジアムでのライブ映像(LIVE AT YANKEE STADIUM)を映画館で見た。最高。録音音源もいいけど、ライブがいい。ビリーは根っからのエンターテイナーだ。とにかく、来てくれた人を愉しませたい。バンド全体がそんな感じ。もちろん、曲がいい。ヒット曲のオンパレードなので悪いわけがない。もう何十度目かのビリーのマイ・ブームがやってきたので、今回はビリーの曲を紹介したいと思う。まずは、僕が中学生の頃、兄貴の部屋から借りてきたこのアルバムから。  こ ...

音楽好きのつぶやきVol.2 喜納昌吉&チャンプルーズ - すべての人の心に花を

KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき

音楽好きのつぶやきVol.2 すべての人の心に花を - 喜納昌吉&チャンプルーズ

大学生の頃、一人で沖縄を旅したことがある。小浜島という小さな島に2週間くらい滞在した。大きなリゾートホテルがある島なのだが、まあ、大学生男子の一人旅で泊まるわけもなく、小さな民宿に泊まっていた。1日目の晩ごはんを食べ終わると、宿の若い主人が「もう少し食堂にいられる?」とニコニコ顔で言ってきた。まあすることもないのでぼーっとしていると、次から次へと右手に三線、左手に泡盛を持ったおっちゃん、おばちゃんが集まってくる。始まったのは、そう、いつ終わるともしれぬ呑めよ、歌えよだ。なれない泡盛のせいなのか、音楽のせい ...

広告

-KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき
-