KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき

音楽好きのつぶやきVol.6 Rudolph the Red-Nosed Reindeer - クリスタルズ

音楽好きのつぶやきVol.6 The Crystals - Rudolph the Red-Nosed Reindeer
KANEKO Chalin
KANEKO Chalin
My Favorite CD

クリスマスにはクリスマスソングが必要だ。とろけるようなロマンチックなクリスマスソングがかかっていない車には恋人と乗るの粋じゃない。とびきりハッピーなクリスマスソングがかからないクリスマス・パーティーなんてクリスマスパーティーとは言えない。みんなが知ってるクリスマスソングがかかってるからクリスマスプレゼントを買いたくなる。クリスマスソングは実に実用的な音楽だ。クリスマスを彩るためだけに存在する。僕にとってクリスマスの時期はたいていこの“A Christmas Gift For You”をかけていれば事足りる。自分自身が音の中に塗りこめられてしまう、もしくは、空間がそのままクリスマスソングになってしまうような感覚。1曲1曲のイメージはほとんどなく、これはアルバムで繰り返し聞く音楽だと思う。が、とりあず、まさにフィル・スペクターというこの曲で。

Apple Muisc

Amazon

https://amzn.to/33qUlxp

ロマンチックなクリスマスを過ごしたいときに効果的なのは、この人だ。しかし、この声はマジックとしかいいようがない。自然に、何の気負いもなく、しゃべるように歌詞を一言一言のこさず丁寧に伝えてくれる。あらゆるイメージがメロディにとけこんでいく。若いころには良さがわからなかったが、いつからかよく聞くジャズボーカリストの一人になった。

「The Christmas Song」ナット・キング・コール

クリスマスソングじゃないけど、Nat "King" Cole の“After Midnight” はぜひ聞いてみてほしいです。ザ・ジャズがここにあります。

さて、では、クリスマスソングにクリスマスは必要だろうか。フィル・スペクターのクリスマスのアルバムをクリスマス以外に聞きたいかと言えば、うーん、聞きたくないというか、実際に聞いたことがない。クリスマスソングはやっぱりクリスマス限定だ。という意味で、クリスマスソングはクリスマスを必要としていると言える。(クリスマスなのに理屈っぽい)

ただこの曲だけは僕はクリスマス以外にもよく聞く。いや、クリスマスの時に実用的にこの曲をかけるシーンが思いつかない。クリスマスの時だからこそ世界平和について考えるというのは正しいんだろうけど、個人的にはクリスマスくらいいろんなことを忘れたい。でも、シンプルなのに心を揺さぶるこの曲はいい曲だなあ。

「Happy Xmas (War Is Over)」ジョン・レノン

さて、最後に、柄にもなく私がはじめてつくったクリスマスソングを紹介させてもらいます。ロマンチックな曲にしようと思ったのですが、少しジョンの魂がまざりこんでしまった感じで、でも結局、すべてを忘れてロマンチックに戻るというような曲です。よかったら使ってください!

KANEKO Chalin
KANEKO Chalin
KANEKOの本日の一曲

The place even Santa can't reach  作詞作曲:金子茶琳

Shall we book a fancy restaurant?
Shall we gather friends for all night of fun?
We'll drink wine in a cabin in the trees
We'll make love in the place even Santa can't reach

Shall we polish a stone down from a star?
Shall we fly a drone to search for reindeer?
We'll drink wine in a cabin in the trees
We'll make love in the place even Santa can't reach

I wish all can be with someone to love
I wish all can pray for the loving ones
I wish all can have any hope in light of the next day sun
So, let's paint all country’s every battle plane white and red
So, let's put Santa hats on all country’s every powers’ head
So, let's lit a candle at all country’s every child’s bed

And let's make everything has gone
And stare at together all alone

Shall we go to a Presley dinner show?
Shall we watch the fireworks in the snow?
We'll drink wine in a cabin in trees
We'll make love in the place even Santa can't reach

I wish all can be with someone to love
I wish all can pray for the loving ones
I wish all can have any hope in the light of the next day sun
So, let's paint all country’s every battle plane white and red
So, let's put Santa hats on all coutntry’s every powers’ head
So, let's lit a candle at all country’s every child’s bed

And let's make everything has gone
And stare at together all alone

こちらもオススメ

音楽好きのつぶやきVol.9 Thelonious Monk - Jackie-ing
音楽好きのつぶやきVol.9 Jackie-ing - セロニアス・モンク

Thelonious Monkの前にも後にもThelonious Monkの音は鳴らない。彼の音楽はJazzだとかBe-bopだとかではなくThelonious Monkだ。 たいていの巨人はたくさんのフォロワーを生み出す。だが、どことも陸続きでない、離れ小島のような巨人もいる。その音楽はものすごく多くの人を、そして、ミュージシャンを虜にするのに、それに続く人がいない。というか、続く方法がわからない、もしくは、続けることに意味が見いだせない、そんな感じなのだろうか。 Thelonious Monkはまさに ...

音楽好きのつぶやきVol.19  Joe Cuba - Bang Bang
音楽好きのつぶやきVol.19  Bang Bang - ジョー・キューバ

暑い!いや、熱い!基本、自転車移動なので、この時期は基本、高校球児かというくらい日焼けしているのだが、先日、昼間に自転車で移動した時、あまりの暑さに脳みそがとけそうになった。。。息を吸えど、吸えど、空気が入ってこない感じ。で、こんな時はもう涼しげな音楽を聞いてもダメだと思い、脳みそが溶ける音楽を頭に浮かべつづけたのです。今回はその時に思い浮かんだ曲を紹介します。 まずはこのバックビートに打たれるたびに、体中のねじがちょっとずつ緩んでいくような、まさに脳みそを溶かすこの曲から。  しかし、Don Drumm ...

音楽好きのつぶやきVol.17 Stan Getz - Move
音楽好きのつぶやきVol.17 Move - スタン・ゲッツ

 本当に久しぶりにブルーノート東京を訪れた。Michel Camiloのソロ。Jazz聞くようになったばかりの頃、彼の“Michel Camilo”を聞いて、その気持ちいいくらいのテクニックに驚愕して以来、彼のピアノは大好きだ。コロナ明けの2年ぶりくらいのブルーノートで聞くアーティストが彼で本当によかった。全身すべてが音楽でできているような人で、弾いている間もずっと笑っていて、曲の最後には必ず「どうだ!」とばかりに立ち上がる。聞いているほうとしては「参りました!」としか言いようがない。自分で弾いているわけ ...

音楽好きのつぶやきVol.13 Bob Dylan - Blowin’ in the wind
音楽好きのつぶやきVol.13 Blowin’ in the wind - ボブ・ディラン

 心が張り裂けそうだ。いくら考えても子ども達が爆弾から逃げ回らなければならない理由が思い浮かばない。状況は悪くなるばかりだ。人間は愚かだ。そんなことはわかっている。でも、逃げ回る子ども達を見て何も感じない人がいることを僕は理解できない。絶対的に正しいことなんかないのだろうし、僕は僕の価値観に縛られてたくさんの誤ったことをするだろうけど、逃げ回る子ども達を見て心が痛むのは理屈でも価値観でもなく直感だ。「ロシアがウクライナを攻撃しているわけではない」と話す時、彼らの心は少しも痛まないのだろうか。  音楽の話し ...

音楽好きのつぶやきVol.23  Little Peace in C for U - ミシェル・ペトルチアーニ&ステファン・グラッペリ
音楽好きのつぶやきVol.23  Little Peace in C for U - ミシェル・ペトルチアーニ&ステファン・グラッペリ

 春だ!と思って書き始めたのですが、忙しさにかまけて書きあがる前に梅雨に。。。ちょっと季節外れになっちゃったけど、駆け込みで、春に聞きたくなる音楽を紹介してみたいと思います! まずは音が鳴った瞬間にここでないどこかへ連れて行ってくれるこの人たちの曲から。  いやホントに一音目から、パリの屋外のカフェに連れていかれる感じがするのです。ステファン・グラッペリのヴァイオリンはもちろん秋に聞いてもいいものですが、やっぱり春のそよ風を屋外で感じている感じがします。ステファンの演奏を何曲か。  ミシェルのピアノにも僕 ...

The Beach Boys - Fun, Fun, Fun
音楽好きのつぶやきVol.5 Fun, Fun, Fun - ザ・ビーチ・ボーイズ

何も考えなくてもいい映画を見るのが好きだ。休日とか仕事を終えた夜とか。もちろん、コメディ映画で笑うのもいいが、アクション映画で興奮するのもよい。007は大好物だ。特に今のボンドのダニエル・クレイグさんのボンドは大好きだ。動きについていくのがやっとなくらいキッレキレで、頭の中が空っぽになっていく。ストーリーは心地よいくらいの複雑さ。 音楽にも同じような感覚がある。ロックンロールは3分以内と言ったのが誰だか知らないが、激しく同意する。というわけで、複雑なアートになっていっていたロックンロールの救世主だったこの ...

An Usual Miracle - KANEKO Chalin

PR

-KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき
-, ,