fbpx

KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき

音楽好きのつぶやきVol.11 Sunny Afternoon - キンクス

音楽好きのつぶやきVol.11 The Kinks - Sunny Afternoon
KANEKO Chalin
KANEKO Chalin
My Favorite CD

オルタナティブということではないんだけど、その時代のメインの音とパラレルにちょっとずれている音楽のほうが時代のど真ん中の音楽より好きだったりする。多分、僕が天邪鬼だからだ。今回は3大〇〇から漏れちゃってるけど、「俺的には1番」という音楽を紹介したい。

3大UKロックバンド(The Beatles, The Rolling Stones, The Who)  

 ビートルズマニアやストーンズファン、フーの信望者には結構出会うが、キンクスフリークに会うことは滅多にない。でも、僕はThe Kinksが大好きだ。初期のハードでモッズなKinksから、ひねくれてちょっとずれていくKinksから、わけわからないコンセプトアルバムをつくりはじめた頃から、最後に、もう1回、ロックンロールに戻る頃まで、全部大好きだ。Ray Davisがつくるシンプルだけど豊かなメロディとななめ30度くらいに進んでいく曲がたまらなく好きだ。そして、僕にとってRay Davisこそがイギリス人だ。Kinksが他のバンドとは違うあらぬ方向に進み始めた最初の一歩ともいえるこの曲から始めましょう。

Apple Muisc

Amazon

https://amzn.to/3BFaL21

 しかし、“Save me, save me, save me from this squeeze I gotta big fat mama trying to break me”なんて歌詞は一体どうしたら書けるんだ?

3大ロンドンパンク(Sex Pistols, The Clash, The Damned) 

 Pistolsは自分たちよりも前のUKロックを否定るするところから始まっているけど、The Jam はモッズ直系だ。Paul Weller は懐古主義者とまで言われていた覚えがある。服装も全然違った。頭に花を飾ったフラワーチルドレンに向かってグリーンのスーツで熱唱したモンタレーのOtis Redding みたいなずれ方だ。とりあえず、服は破れていない。でも、僕が一番かっこいいと思ったのはスーツ姿でものすごくエッジのきいたギターを弾きながら必死に歌うPaulだ。粗削りだけど、豊かなメロディとかっこいいギター、それだけあればロックンロールは出来上がりだ。今回はパンクでなく、モッズやモータウンの影響が色濃く出始めた感じのこの曲を。

「Down In The Tube Station At Midnight」ザ・ジャム

 Kinksはパンクに刺激されたのか、コンセプトアルバムからシンプルなロックに戻っていって、どんなパンクバンドにも負けない導火線に火が付いた火薬のようなライブアルバム「One for the road」を出しているが、これも必聴版だ。The Jamもカバーしてるけど、このKinksのライブでのやけくそなパフォーマンスはThe Jamよりもずっとパンクだ。

「David Watts」キンクス

3大女性ジャズボーカル(Billie Holiday、Ella Fitzgerald、Sarah Vaughan)

 CDの棚を見てみると圧倒的に男性が歌うものが多い。別に意識している訳ではないのだけど。でも、ジャズの歌物に関しては圧倒的に女性のほうが多い。3大と呼ばれる3人とも大好きだ。それぞれ聞きたいと思う時の心の状況が違うから面白い。正直に言うと、Sarahを聞くことは余りない。僕的にはSarahよりもCarmen McRae のほうが断然多く聞いている。低くて貫録のある声からは他の3人よりもブルーズを感じる。タバコの煙が立ちのぼってきそうな歌だ。初期よりも70年代の声と歌い方が特に心に染み入る。ベースと歌だけで始まる、何度聞いても惚れ惚れするこの曲を。Joe Pass のギターが入ってくる瞬間はまさにジャズそのものです!

「Satin Doll」カーメン・マクレエ

この3大〇〇シリーズはもう少しできそうなので、また、折を見て、書いてみようと思う。プログレシブロックとか3大ギタリストとか、3大KINGとか、誰が出てくるのかはまたのお楽しみに。

 最後に僕の曲ですが、3大〇〇とは全く関係ないんですが、Kinksの代表曲のタイトルが出てくる曲を。さて、どの曲がでてくるでしょうか。

KANEKO Chalin
KANEKO Chalin
KANEKOの本日の一曲

Love is edge of  作詞作曲:金子茶琳

Full moon tonight
None of stars in sky
My heat has gone
I’m purely alone
I’m drinking craft beer
All I wait is you my dear
With me Nothing comes along
I’m purely alone

Right now
You stay in only photo slide
Tell me how
To make it through tonight

Oh baby, Love is the edge of gladness
Oh baby, Love is the edge of darkness
Oh baby, Love is every being
Dear my baby, you are everything

In the dark I wear shades
I got no chance to raise
My heat has gone
I’m purely alone

Now left few
In my head sunset of Waterloo
Vibration of my phone
Now I was reborn

I’m on fire
My heart starts to melt
I’m not here
I am back to a man you held

Oh baby, Love is the edge of gladness
Oh baby, Love is the edge of darkness
Oh baby, Love is every being
Dear my baby, you are everything

こちらもオススメ

Piano Man - ビリー・ジョエル
音楽好きのつぶやきVol.22  Piano Man - ビリー・ジョエル

 ビリー・ジョエルの1990年のニューヨーク・ヤンキー・スタジアムでのライブ映像(LIVE AT YANKEE STADIUM)を映画館で見た。最高。録音音源もいいけど、ライブがいい。ビリーは根っからのエンターテイナーだ。とにかく、来てくれた人を愉しませたい。バンド全体がそんな感じ。もちろん、曲がいい。ヒット曲のオンパレードなので悪いわけがない。もう何十度目かのビリーのマイ・ブームがやってきたので、今回はビリーの曲を紹介したいと思う。まずは、僕が中学生の頃、兄貴の部屋から借りてきたこのアルバムから。  こ ...

音楽好きのつぶやきVol.10 Otis Redding - That’s how strong my love is
音楽好きのつぶやきVol.10 That’s how strong my love is - オーティス・レディング

ブラジル音楽に興味を持ったときくらいからか、膨大な音楽の海を前にして途方に暮れるようになった。現代の新しい音楽との出会いを探す暇がない。。。ただ年取っただけかもしれない。まあ、100年前の音楽でも初めて聴くときは自分にとっては新しい音楽だから、別に新曲を追い求める必要ないとも言える。村上春樹さんの「ノルウェーの森」に50年以上前に書かれた小説しか読まないという先輩が出てきた気がする。わからなくもないが、やっぱり新しい音楽との出会いは格別にワクワクするし、ピーター・バラカンさんのラジオは毎週聞いている。と、 ...

音楽好きのつぶやきVol.21  Sitting In My Hotel - ザ・キンクス
音楽好きのつぶやきVol.21  Sitting In My Hotel - ザ・キンクス

 ザ・キンクスがRCA時代の名盤である『マスウェル・ヒルビリーズ』と『この世はすべてショー・ビジネス』の発売50周年を記念してリマスターやら未発表リミックス等いれこんだCDを発売したというニュースを聞いて、改めて、2枚を聞きなおしてみた。(結構、この2枚はよく聞くので、改めてっいうほどではないのだが)私はちょっとしたキンキーフリークなので、初期のとんがったキンクスもちょっとずつメインからずれていく頃のキンクスも後期のいなたいロックンロールをやってるキンクスも全部好きなのですが、やはり、この2枚は別格ですね ...

音楽好きのつぶやきVol.20  追悼 ジョーイ・デフランチェスコ
音楽好きのつぶやきVol.20  追悼 ジョーイ・デフランチェスコ

ジョーイ・デフランチェスコが亡くなった。まだ51歳だ。若すぎる。(僕よりも若い。。。)ライブが聞けなかった。。。本当に聞きたかった。今回はジョーイ・デフランチェスコの追悼ということで、オルガンに注目して曲を紹介させてもらいます。 まずは、この曲から。 この曲、ジョーイも本当に大好きなんだろうなあ。ネットで探せばライブが見つかると思うので、ぜひ探し見てみたください。本当楽しそうに演奏しています。見ていると本当に元気をもらえます。オルガンって、どこかおもちゃみたいな感じがして、ジョーイのような大きな男が額に汗 ...

音楽好きのつぶやきVol.15 Van Morrison - And It Stoned Me
音楽好きのつぶやきVol.15 And It Stoned Me - ヴァン・モリソン

 音楽と深く関わる映画が最近よく上映される。音楽に関わる映画はやっぱり映画館で大ボリュームでじゃないと絶対にダメだ。スマホでベッドに入りながら見ても全く面白くない。今回はそんな映画館で聞くべき映画を紹介したい。  まずはこの感動的な映画を。音楽だけで鳥肌がたって、自然と涙が出てくることは滅多にないけど、映画館でこの歌に包まれた時、涙が溢れ出た。この歌声に説明はいらない。この世で一番感動的であると同時に、この世のものとは思えない。そんな歌声です。 Apple Muisc Amazon https://amz ...

音楽好きのつぶやきVol.9 Thelonious Monk - Jackie-ing
音楽好きのつぶやきVol.9 Jackie-ing - セロニアス・モンク

Thelonious Monkの前にも後にもThelonious Monkの音は鳴らない。彼の音楽はJazzだとかBe-bopだとかではなくThelonious Monkだ。 たいていの巨人はたくさんのフォロワーを生み出す。だが、どことも陸続きでない、離れ小島のような巨人もいる。その音楽はものすごく多くの人を、そして、ミュージシャンを虜にするのに、それに続く人がいない。というか、続く方法がわからない、もしくは、続けることに意味が見いだせない、そんな感じなのだろうか。 Thelonious Monkはまさに ...

An Usual Miracle - KANEKO Chalin

PR

-KANEKO Chalin 音楽好きのつぶやき
-,