ビリー・ジョエルの1990年のニューヨーク・ヤンキー・スタジアムでのライブ映像(LIVE AT YANKEE STADIUM)を映画館で見た。最高。録音音源もいいけど、ライブがいい。ビリーは根っからのエンターテイナーだ。とにかく、来てくれた人を愉しませたい。バンド全体がそんな感じ。もちろん、曲がいい。ヒット曲のオンパレードなので悪いわけがない。もう何十度目かのビリーのマイ・ブームがやってきたので、今回はビリーの曲を紹介したいと思う。まずは、僕が中学生の頃、兄貴の部屋から借りてきたこのアルバムから。
「My Life」ビリー・ジョエルこのアルバムで僕は音楽の魔法にとりつかれた。はじめて意識して聞いたアメリカの音楽だった。それまで聞いていた日本の流行歌とは全然違った。オシャレで、洗練されていて、同時に、どこか尖っていた。じっくり読みこんだ歌詞も衝撃だった。愛してますとか、デートに行こうってだけなく、生活のストーリーが見事に描かれていた。「これは俺の人生だ、つべこべ言うな」というメッセージは中学生だった僕の心に刺さり、今でも僕を支配しているように思う。次はライブでものすごく盛り上がるこの曲を。シ・ウ・ハ!
「Allentown」ビリー・ジョエルこの曲はプロテストソングだ。でも、曲調はすごくポップで、ピアノでロックするお手本のような曲だ。小林克也さんの番組でライブ映像が流れていたのを見た記憶あるので、多分、小林克也さんの翻訳じゃないかと思うけど、「壁に飾ってある卒業証書、クソの役にもたちゃしない」(記憶が定かではない。。。)という歌詞が反抗期だった私にはものすごく響いた。常に体制側でなく、市井の人々のほうに立つのがビリーだし、その部分は僕の考えの根幹をつくっているともいえる。次は、とてもロマンチックなこの曲を。
「The Longest Time」ビリー・ジョエルかすかに聞こえてくるベース以外は、全部、ビリーの声のこの曲は何ともロマンチックだ。「何より素晴らしい奇跡は僕が君を必要としていて、君は僕を必要としていたって事」ってあたりはほんとグッとくる。驚いたことに、ビリーの曲は今でもほとんど歌詞カードを見なくても歌えてしまう。英語はちゃんと話せないのにだ。次は構成も何もかも素晴らしいこの曲を。
「Scenes from an Italian Restaurant」ビリー・ジョエルこの曲の構成は本当に素晴らしい。次から次へと出てくるメロディーも本当に素晴らしい。ストーリー仕立ての歌詞も本当に素晴らしい。「素晴らしい」しか言っていないが。。。もし、こんな曲が書けたら、その日に人生を終えてもよいとさえ思う。最後に、やっぱりこの曲を。
「Piano Man」ビリー・ジョエルビリーのライブはいつもこの曲で終わる。今回のヤンキー・スタジアムでのライブも最後はこの曲だった。僕にとってこの曲は完璧な曲だ。メランコリーで、ブルーズフィーリングに包まれていて、サビはシング・ア・ロング、どこをとっても最高だ。中学生の時、なけなしのお小遣いでこの曲の入ったアルバムを買ってきたとき、3時か4時くらいから、夜中まで、ごはんを食べる時以外、繰り返し、繰り返し、聞き続けたことを覚えている。僕にとってはこの曲は「The Song」だ。
いつもの通り最後は僕の曲を。僕が大好きな飲み屋さんについて歌った、僕にとっての「Piano Man」ともいえる曲。わいわい、がやがやした曲にしたいなあと、BandLabの仲間に声をかけてみたら、みんな、次々と演奏を入れてくれて、楽しい曲になりました。一緒にやってくれたのは、この仲間たちです!
Mixed by Will Shau(Cebu, Philippines)
K. (away slaying dragons)(Nova Scotia , Canada) : Vocals, Tin Whistle, Box Drum, Piano
𝙿𝚊𝚞𝚕 𝙼𝚌𝙼𝚒𝚗𝚘𝚝𝚊𝚞𝚛(Texas, USA) : Vocals, Guitars
Tashiro, Ken Ichiro(Kanagawa, Japan) : Fretless Bass
しかし、会ったこともないけれど、データをやり取りしながら曲が出来上がるってやっぱりすごいですねえ。面白かった。
The Place 作詞作曲:金子茶琳
Materials for tomorrow's class an engineering professor
tries to write down at edge of the counter
An unsuccessful singer requests an old trumpeter
This is the place
A pilot is hitting on an ad agency woman
Sparkling bogus stories create one night romance
A popular five-years girl smiles so much she seems to run
This is the place
You can drown in the memory trace
Or you can forget about all case
You are here tonight, see their faces
this is the place
The brewer is a small-town girl who loves hard bop
and she always casts magic on hops
No life, with no beer
Everyone comes back here
No life, with no wine
It's still at nine
Old men are drinking since lunch time and bringing love
And an authentic cuisine from the next Japanese pub
They are about to sing the high school song just like old club
This is the place
You can drown in the memory trace
Or you can forget about all case
You are here tonight, see their faces
this is the place
The sommelier, who are a son of liquor store,
opens a proud bottle of wine, and he drinks first
No life, with no beer
Everyone comes back here
No life, with no wine
It's still at nine
The brewer is a small-town girl who loves hard bop
and she always casts magic on hops
No life, with no beer
Everyone comes back here
No life, with no wine
It's still at nine.
この場所
カウンターの端では明日の授業の資料をつくろうとしている工学部の教授
売れないミュージシャンが古いトランペッターの曲をリクエストする
ここがそうだ
パイロットが広告代理店の女性を口説いている
キラキラしたインチキ話が一夜の恋を演出する
人気者の5歳の女の子が今にも走り出しそうなほど笑ってる
ここがそうだ
記憶の痕跡に溺れるのもいいし
すべてを忘れるもよし
君は今夜彼らとここにいる
ここがそうだ
醸造家はハードバップが大好きな小さな町の出の女の子
彼女はいつもホップに魔法をかけるんだ
ビールのない人生なんてありえない
みんなここに戻ってくる
ワインのない人生なんてありえない
まだ9時だ
おっさんたちは昼から飲んでいる
愛と肴を隣の居酒屋から持ち込んでくる
今にも高校の校歌でも歌いだしそう
ここがそうだ
記憶の痕跡に溺れるもいいし
すべてを忘れるもよし
君は今夜彼らとここにいる
ここがそうだ
酒屋の息子のソムリエが
自慢のワインを開け まず自分で飲む
ビールのない人生なんてありえない
みんな ここに戻ってくる
ワインのない人生なんてありえない
まだ9時だ
醸造家はハードバップが大好きな小さな町の出の女の子
彼女はいつもホップに魔法をかけるんだ
ビールのない人生なんてありえない
みんな ここに戻ってくる
ワインのない人生なんてありえない
まだ9時だ.
ここ
カウンターの端には明日の授業の資料をつくろうとしている工学部の教授
売れないミュージシャンが昔のトランペッターの曲をリクエストする
ここがそうだ
パイロットが広告代理店の女性を口説いている
キラキラしたインチキ話が一夜の恋を演出する
人気者の5歳児が今にも走り出しそうなほど笑ってる
ここがそうだ
記憶の痕跡に溺れるのもいいし
すべてを忘れるもよし
君は今夜彼らとここにいる
ここがそうだ
醸造家はハードバップが大好きな田舎娘
いつも彼女はホップに魔法をかけるんだ
ビールのない人生なんてありえない
みんな ここに戻ってくる
ワインのない人生なんてありえない
まだ9時だ
おっさんたちは昼から飲んでいる
愛と肴を隣の居酒屋から持ち込んでいる
今にも高校の校歌でも歌いだしそう
ここがそうだ
記憶の痕跡に溺れるもいいし
すべてを忘れるもよし
君は今夜彼らとここにいる
ここがそうだ
酒屋の息子のソムリエが
自慢のワインを開け、まず自分で飲む
ビールのない人生なんてありえない
みんな ここに戻ってくる
ワインのない人生なんてありえない
まだ9時だ
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